【結果】錦織 フェデラー倒す快挙! ソニー・オープンQF
公開日:
最終更新日:2017/07/25
2017/07/25
R・フェデラー(世界5位 スイス)に、3-6 7-5 6-4で勝ちました。
これでベスト4に進出し、次戦はN・ジョコビッチ(世界2位 セルビア)となります。
これは快挙です。
今のフェデラーに勝てるなんて。
いやほんとすごいです。
対戦成績はこれで2勝1敗となり、2回目の勝利となりますが、
・今回はATP1000(マスターズ)のベスト4決め
・フェデラーの最近の好調ぶり
を考えると前回以上の価値があるかと思います。
・1セット目
フェデラーから6-3。
錦織がラリー戦を優位に進め、ウィナーをとるシーンは何度もありましたが、
そのぶんアンフォーストエラーも多かったです。
アンフォーストエラー数は、
錦織 18
フェデラー 9
とフェデラーの2倍。
セカンドサーブになってしまうと、ラリー戦はフェデラー優位になってしまい、
なかなかポイントをとることができませんでした。
2nd Serve Points Wonが33%とセカンドサーブでのポイントが劣勢だったことがわかります。
・2セット目
錦織から7-5。
このセットは錦織のリターン力が光りました。
フェデラーのセカンドサーブをポジションを前にして、たたくようになります。
少なからずミスもありましたが、
フェデラーに対するプレッシャーにもなりましたし、
ラリー戦を優位に進められるようになりました。
データでみても、
2nd Return Points Wonは
40%(1set) ⇒ 51%(2set)
とセカンドサーブリターンでのポイント取得率を上げています。
中盤以降はサービスゲームも打ち負けることが少なくなり、
6-5でフェデラーサービスをブレイクし、セットを奪いました。
・3セット目
錦織から6-4。
セカンドサーブでのポイント率
Second Serve Points Wonが75%(9/12)と際立って高くなっています。
ラリー戦を優位にできただけでなく、サーブの威力が増していた効果もあると思います。
確認のため、セカンドサーブの速度データをグラフ化しました。
各セットの平均速度は、
1set 144km/h
2set 151km/h
3set 153km/h
とセットごとにサービス速度を上げており、3セット目が最高となっていることがわかります。
この影響もあってセカンドサーブでのポイント率があがっていたのかと思います。
大事なセットでギアをあげた感じがありますね。
最後のマッチポイントは、
バックハンドをジャックナイフで鋭角にクロスに打ちウィナー。
めちゃめちゃかっこよかった。
次のジョコビッチ戦が楽しみです。