高い位置からテニスの試合を撮影できるカメラアタッチメントを製作してみました
公開日:
最終更新日:2019/04/10
2019/04/10
こんにちは。
個人でテニスのデータ分析ツールをつくってる@otakoです。
プロと同じような高いアングルで試合を撮影するため、カメラのアタッチメントを製作したので紹介します。
なぜ高い位置で撮影?
トッププロの試合は↓の写真のように、通常高い位置から撮影した映像で放映されます。
高い位置からの撮影は、ボールの着地点や奥側の選手の動きもちゃんと捉えられ、試合の分析に適しています。
こちら映像を使って試合を分析した参考記事です。自作したテニスのビデオ分析ツールで錦織・デルポトロ戦を分析してみました
一般プレーヤーでもトッププロと同じようなアングルで撮影できたらいいと思いませんか?
しかし、一般プレーヤーが高い位置から試合を撮影しようとするとなかなかに大変ですよね。三脚の高さには限界がありますし。
そこで、自作のカメラアタッチメントを製作してみました。多くのテニスコートは後ろ側に高いフェンスがあるので、その上にカメラをひっかけて高い位置から撮影できるようにします。
こんな感じです。
購入したもの、作り方について、簡単に説明したいと思います。
購入したもの
■ビデオカメラ
wifi機能付きがおすすめです。撮影映像をスマホで確認できたり録画のオンオフをスマホからできて便利です。
■伸縮棒
伸縮棒を伸ばして使うことで、フェンスをよじのぼらず下からフェンス上部にひっかけることが可能になります。使用しないときは縮ませて持ち運びしやすくできます。種類はたくさんあって、自分が好きなものを買えばいいと思いますが、私はこちらを購入しました。170cmまで伸ばせます。
サンワサプライ マルチスタンド(一脚) 一眼レフ&ビデオカメラ対応 4段 脚径27mm 伸長約170cm DG-CAM14
■自由雲台
カメラの角度を調整できるようにするため、こちらを買いました。
HAKUBA 自由雲台 BH-1
■板金、L字板金、ボルトとナット
東急ハンズで買いました。
加工と組立
板金に穴をあけて、その部分にL字板金をネジ締結します。穴あけは東急ハンズでやってもらいました。穴径と位置を指定すればその場でやってくれます。値段は忘れましたがそんなに高くなかったです。
ネジ締めしたら、自由雲台と伸縮棒の間にはさむように板金を締め付けます。最後はカメラを取り付けて完成です。
この先やってみたいこと
今回つくったアタッチメントは手作り感満載なので、もう少しちゃんとしたものにしたいなあと。防水用にひさしをつけるとか、もっと高い位置から撮影できるようにするとか。
あとは、撮影した映像をタブレットに転送して手元で確認できるようにするなどやってみたいです。他にもやりたいことはいろいろあります。
テニススクールとかコート運営者の方とかいかがですかね?そんなに、お金をかけずに撮影システムはつくれるんじゃないかと思ってます。テニススクールにこういった撮影システムが常備されるといいなあと、常々思っていまして。
協力できると思うので興味持たれた方は、こちらまでご連絡ください。
datatennisnet@gmail.com
動画データ募集してます
ちなみに、試合映像を撮影した映像を募集してますので、よろしくです。テニス試合の動画データ募集してます
こちら、カメラアタッチメントを使用して撮影したものです。
サーブの着弾点を機械学習(SVM)で予測してます。ボールはフレーム間差分で検出。着弾点はSVMで確率が一番高い箇所を予測していて精度はまだ8割ぐらい。説明変数は、ボール間ベクトルの長さや角度変化など。1つ前と次のボール情報を使用してます。#テニスの動画解析 pic.twitter.com/4Xy5zbCVXq
— おたこ (@otakoma) 2018年6月23日