「テニス×テクノロジー」でやりたいこと
公開日:
最終更新日:2018/05/03
2018/05/03
テニス×テクノロジーで、個人で何かできることないかなあ、と最近いろいろ考えたりしてます。
プロテニスの世界では、テクノロジーの導入が進んでいて、話を聞いてわくわくすることも多いです。
フォームの分析、サーブ・ショットの速度や回転量の計測、選手のモーショントラッキングなど。
こうした情報はサイトに公開されたり、テレビで取り上げられたり、そして選手の技術向上に活かされたりしています。
自分も使ってみたいなあ、と思うことは多々あるのですが、特殊な機材が必要だったり、価格が高かったり。
一般プレーヤーが使うにはまだまだハードルが高そうです。
スマホの活用(GPS・加速度センサ・カメラ)
ただここ最近のスマホは、そこそこ高性能なGPSや加速度センサーがついていたり、カメラの性能も年々向上しており、
うまく活用すればかなりのことができるんじゃないかと思っています。
スマホであればみんな持ってるし、アプリ開発とかで面白いものつくれればなあと。
やってみたいこと
ということで、一般プレーヤー向けに、IT技術を使ったツールをつくってみたいと思っています。
今考えているのが、次の2つです。
①フォーム解析+スマホカメラ+人工知能(ディープラーニングなど)
②画像解析+モーショントラッキング
①フォーム解析+スマホカメラ+人工知能
スマホのカメラでフォーム動画をとり、コンピュータが癖などをみつけ改善点をアドバイスしてくれるシステムをつくりたいと思っています。
動画を送ってプロコーチがアドバイスしてくれるようなサービスは既にあるようです。
WOWOWパーソナルコーチ
面白そうなサービスですが、これをコーチの手を借りず、自動でできるようにできないかなと。
ディープラーニングを用いたモーションキャプチャー
今は人工知能(ディープラーニング)の研究がかなりの勢いで進んでいて、
身体の間接の動きを、一つのカメラの動画からモーションキャプチャするような技術がでてきています。
動画は↑ですが、けっこうすごくないですか。
リアルタイムで関節の動きをトラッキングしています。
少し前まではこうしたことをするのに、モーションキャプチャー用のデバイスを身体に何個も取り付けて撮影したり、
カメラが何個も必要でした。
こうした技術を使って、フォームの特徴を抽出できるようにしたいと思っています。
そして、フォームの癖をパターン分類して、適切なアドバイスができるようなシステムにしたいなと。
学習モデルをスマホのアプリケーションに落とし込んで、スマホのアプリとして使えるようにできれば。
openposeというオープンソースライブラリを使えば、↑の動画のようなことができるので、
まずは、自分のPCでやれるような環境を構築したいと思います。
②画像解析+モーショントラッキング
もう一つのやりたいことは、
試合の動画を画像解析することで選手の移動軌跡をトラッキングするようなツールを開発すること。
選手だけでなく、ボールの軌道などもトラッキングできれば、ポイントの自動記録などもできると思っています。
次ページ以降で、「【OpenCVを使ったスポーツ画像解析1(モーショントラッキング)】」というテーマで、開発日記みたいな形で、できたことを公開していっています。
プロの試合の動画解析となっていますが、うまくつくれれば一般プレーヤーがとった動画でもうまく解析できるようなものにできればと。