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【結果】錦織 フェレールとの大接戦を制しました ソニー・オープン4R

公開日:
最終更新日:2017/07/25

      2017/07/25

D・フェレール(世界4位 スペイン)に、7-6(7),2-6,7-6(9)で勝ちました。
これでベスト8に進出し、次戦はR・フェデラー(世界5位 スイス)となります。
ドローのリンクはこちら

世界4位に勝利ですから本当に凄いことをやりました。
これでフェレールとの対戦成績を3勝3敗としました。
ATP1000(マスターズ)の試合では2回目のベスト8進出です。

ただ、フェレールも本調子ではなく、お互いミスの多い、
少ししまりのない試合になってしまった感はあります。
風の影響も少なからずあったと思いますが。

アンフォーストエラーは、
 錦織 52本
 フェレール 40本
と、2人合わせて92本。
この試合のトータルポイントが237ポイントなので、
38.8%(92/237)と3ポイントに1ポイント以上がアンフォーストエラーと、少し多い気がします。

Winner数は、
 錦織 32本
 フェレール 22本
と錦織がフェレールを上回っていました。
また、NET POINTS WONは
 錦織 12/16
 フェレール 3/5
と、錦織が攻めて前に出てボレーで決める、という良い攻めの形が何度もみられました。
攻めの姿勢は終始貫けていてよかったと思います。

STATSは↓です。

20140325_stats_serve

20140325_stats_return

20140325_stats_serveIN

20140325_stats_aces

・1set目
フェレールのミスにも助けられて、4-1リードまでいきましたが、
イージーミスを連発したことで流れはフェレールに。
タイブレークはなんとかとって1セットリード。
フェレールは2nd Serve Points Wonが24%と非常に低いデータとなりました。

・2set目
全くだめでした。
リターンデータをみると、
1st Return Points Won 30%(2014年平均 34%)
2nd Return Points Won 18%(2014年平均 55%)
2ndのデータが非常に低いです。
ラリー戦でうまくポイントをとれていなかったからかと。

3-3ぐらいから、ブレイク合戦からキープ合戦へと変わりました。
このへんから2人のアンフォーストエラーなどが減ったようにみえ、
お互い集中力が高まっているように感じました

タイブレークでは5回のマッチポイントを凌いで、初めて得たマッチポイントを見事ものにしました。
本試合、前の試合ほどサーブエースはありませんでしたが、
錦織の全エース数4本のうち、最後のタイブレークゲームで2本のサーブエースを打てたのは見事。
(タイブレーク1本目と、フェレールマッチポイントの場面)

大事な場面でサービスエースを打てる、そのメンタルの強さに感心しました。

フェレールに勝ったことはほんとに素晴らしいですが、
この内容だと正直次のフェデラー戦は厳しいと思います。

反省点を修正して次の試合にのぞんでほしいです。
(本試合3時間弱だった試合に対してフェデラーの試合は約50分で終わりました。疲れが影響しなければいいですが)

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